紅茶が手軽に淹れられたらなあ・・・という願いを叶えてくれる魔法のアイテム「ティーバッグ」。
ですが、正直あまりおいしくないんだよね・・・とお悩みではありませんか?
分かります、でもティーバッグだから仕方ない、と諦めないでください!
ティーバッグでも、紅茶は充分おいしく淹れられます!!
初心者でもおいしい紅茶が淹れられるんです!!!
この記事では、ティーバッグの可能性を信じてやまないティーバッグ紅茶・ハーブティー専門店の店主が、おいしく淹れるコツを7つご紹介します。
しかも面倒くさい方法ではありません。
これならできそう、というものだけでも良いので、ぜひぜひ一度試してみてくださいね!
この記事を書いたのは・・・
ティーバッグ紅茶・ハーブティーの専門店くじらの紅茶です。
日々の暮らしに手軽に彩りを添えていただけるよう、簡単においしく淹れられる高品質なティーバッグに特化したお店を運営しています。
店主は日本紅茶協会認定ティーアドバイザーの小川と申します。
お買い求めは公式オンラインストア、Amazon、メルカリShopsでどうぞ♪
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手軽においしく淹れるコツ
それでは早速、おいしく淹れるコツをご紹介していきます。
なお、下記のコツはあくまでも一般的なお話です。
茶葉の種類によってベストな方法は異なるので、もしパッケージに違うことが書いてあればそちらに従ってください。
また、個人の好みや水質なども様々なので、「自分はこうした方がいい!」という方法があなたにとってのベストです。
ひとつのヒントとして活用していただけると嬉しいです。
それでは参りましょう!
できるだけ熱いお湯を使う
おいしい紅茶を淹れるのに非常に有効なのが「熱湯を使う」こと。
それも、100度に近いアツアツのお湯がベストです。
理由は、おいしく感じる成分は高温で抽出される一方、雑味の原因になる成分は比較的低温で抽出されてしまうから。
おおむね80℃を下回ると、おいしい成分は出にくく、雑味は出やすくなってしまいます。
抽出を待っている間に湯温が下がっても80℃超をキープできるように、できるだけ熱いお湯を注ぐ、というわけです。
オフィスの給湯器などでは湯温のコントロールは難しいかもしれませんが、自宅でお湯を沸かす場合はボコボコ大きな泡が立ってくるまで沸騰させるようにしましょう。
カップを湯通しする
高い湯温をキープできるように、カップを湯通しするのも有効です。
沸かし途中のお湯を少しだけでもよいので、事前にカップに入れて温めておきましょう。
湯通しに使ったお湯は捨ててから、ティーバッグと熱湯を入れて抽出を始めます。
ティーバッグを振って粉を落とす
ティーバッグの中には、茶葉から出た細かい粉末が入っています。
苦みの原因になり、終盤の口当たりも粉っぽくしてしまうので、軽く振ってあらかじめ落としておきましょう。
フタをする
フタをすると、お湯の温度は下がりにくくなります。
おいしい成分を引き出すためには、フタをして高温をキープするのがとっても有効。
また、紅茶の香りが飛びにくくなるのもポイントです。
紅茶の香り成分は揮発性のものが多いので、フタでとじこめておけば、口を付けた瞬間に存分に楽しめるようになります。
適量の茶葉とお湯を使う
これは最も強調したいポイントです。
茶葉とお湯の量は、必ず釣り合うようにしましょう。
茶葉の種類や個人の好みにもよりますが、目安としては150mlのお湯に対して2g前後の茶葉が標準的です。
パッケージに量が書いてある場合は、それに従いましょう。
2g前後の茶葉が入っていて湯量150mlと記載されているものが多いです。
ちなみに、150mlという量が分かりやすいように隣にMサイズの卵を置いてみると・・・
意外と少なくありませんか?
普段もっとたくさんお湯を入れていませんでしたか?
私個人の考えですが、「ティーバッグはおいしくない」というイメージができてしまう大きな原因のひとつは「お湯の入れすぎ」だと思っています。
もしたくさん紅茶を淹れたいのであれば、茶葉の量が多いティーバッグを使ったり、ティーバッグの数を増やしたりしましょう。
ちょっと宣伝になりますが、当店では茶葉がたくさん入ったティーバッグを販売しています。
マグカップでゴクゴク飲めるたっぷりサイズなので、気になる方はぜひぜひショップをご覧ください!
(そして買っていただけるととっっっっっても嬉しいです笑)
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浸けすぎない、振りすぎない、絞らない
さて、6つ目のポイントは、ティーバッグをお湯に浸した後の話です。
まずは「浸けすぎない」。
抽出時間が長いほどおいしい成分がたくさん出てくるわけではありません。
お好み次第ではありますが、パッケージに書いてある標準的な時間より長く浸けすぎないようにしましょう。
ただし、ミルクを入れる時は1分ほど長くした方がよいことも多々あります。
次は「振りすぎない」。
ティーバッグを引き上げる際は、せいぜい2,3回静かに振るくらいで充分です。
あまり振りすぎると、せっかくフィルター内部に留まっているアクなどの雑味が出てきてしまいます。
そして、「絞らない」。
パッケージに「絞ってください」と書いてなければ、ティーバッグを絞って茶液を出すのはやめましょう。
雑味が出る原因になります。
もし上記のことをしないと薄すぎるのであれば、お湯の量が多すぎるか、お湯の温度が低すぎているか、茶葉の品質が悪い可能性があります。
茶葉とフィルターは良いものを選ぶ
最後になりましたが、そもそものティーバッグ紅茶の品質が低ければおいしくできません。
やはり質の高いものを使った方が、おいしく淹れやすくなります。
ただ、飲んでみるまで品質レベルはなかなか分からないので、ちょっと難しいポイントではありますね・・・。
例えば、茶葉の鮮度や仕入れ、フィルター素材に対するこだわりをチェックするのはひとつの方法です。
価格も、1個2,30円のあまりに安いものには限界があると思ってよいでしょう。
フィルター素材は比較的分かりやすく、しかも味に大きく影響するのでおすすめのチェックポイントです。
不織布やろ紙でできたフィルターは茶液を吸ってしまうので、質のよいティーバッグにはあまり使われません。
ナイロンやポリエステル、ソイロンのテトラ型フィルターは、高品質のものによく使われる傾向があります。
特におすすめなのはソイロンです。
ナイロンに似て茶液を吸いにくいのですが、ナイロンよりも臭いが気になりにくいというメリットがあります。
また、植物由来の素材なので生ゴミとして捨てられます。
少し高価ではありますが、こだわりのお店では使われる素材です。
ちなみに、当店のティーバッグもソイロンを使っています!
以上、ティーバッグ紅茶をおいしく淹れるコツを7つご紹介しました。
簡単手軽なティーバッグを上手に活用して、日常生活を彩り豊かにしていただけると嬉しい限りです。
最後に、このコラムを管理するティーバッグ紅茶・ハーブティー専門店くじらの紅茶のご紹介を少しだけ。
くじらの紅茶ではマグカップでたっぷり淹れられる量の茶葉を、テトラ型ソイロンフィルターに詰めたこだわりのティーバッグを販売しています。
肝心の茶葉は、日本紅茶協会認定ティーアドバイザーの店主が試飲を重ね抜いて厳選した高品質なものを使用しています。
商品の例
(画像はAmazonへリンクしてます)
自慢の商品を取りそろえておりますので、ぜひ一度ショップをご覧くださいませ♪
心よりお待ちしております。