ミルクを入れたら紅茶の味が薄くなってしまった・・・
紅茶感が濃いミルクティーは淹れるのが難しい・・・
なんてお悩みではありませんか?
そんな方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
ちょっとしたコツを抑えれば、誰でも簡単にしっかり紅茶味のミルクティーを淹れることができます。
もちろんティーバッグでもOK!
この方法を使って色つきミルクと決別しましょう!
しっかり紅茶味のミルクティーを淹れる手順
まずは、しっかり紅茶味のミルクティーを淹れる手順を4ステップに分けてご紹介します。
1. ポットやカップをお湯であたためる
はじめに、抽出に使うポットやカップをお湯であたためます。
紅茶のおいしい成分は高温のお湯でないと溶け出さないので、抽出中の湯温を高いままキープするために、ポットやカップの温度もあらかじめ上げておくのです。
お湯の量は1/3~半分くらいで充分です。
(このお湯であたためる作業を「湯通し」と言います)
2. 熱湯と茶葉をポットやカップに入れる
ポットやカップをあたためるために入れたお湯は一旦捨てます。
そして、熱湯と茶葉(またはティーバッグ)をポットやカップに入れます。
ここでのポイントは、まずミルクを入れずにお湯だけで抽出すること。
いきなり茶葉をミルクに浸すと、ミルクの成分が茶葉の周りに膜を張ってしまい、茶葉の成分が溶け出しにくくなってしまうからです。
もうひとつのポイントは、できるだけ高温の熱湯を使うこと。
ゆっくり湯気が立ち上る程度ではなく、ゴポゴポと泡が経つくらい完全に沸騰させましょう。
また、後でミルクを加えるので、湯量はその分少なめに。
例えば、ストレートの標準湯量が150ml、ミルクの量が50mlの場合は湯量は100ml、という塩梅です。
3. フタをして蒸らす
ポットで淹れる場合は自然とフタをすると思いますが、ティーバッグを使ってカップで淹れる場合にもフタをしましょう。
茶葉の香りを閉じ込め、湯温をキープすることができます。
また、蒸らし時間はストレートティーの場合より1分程度長めにしましょう。
4. 茶葉やティーバッグを軽く揺らして取り出す
リーフティーの場合、スプーンでフワッと茶葉を起こすように軽くひとかきし、茶こしで茶葉をこします。
ティーバッグの場合は、2、3回軽く振ってから静かに取り出します。
茶葉を激しく揺らしすぎると雑味が出てしまうので気をつけましょう。
5. ミルクを加える
茶葉を取り出してからミルクを加えます。
ミルクはあたためすぎると香りが悪くなるので、少量なら常温のままがおすすめです。
ミルクをたっぷり入れる場合も、加熱は控えめに。
これで完成です!
しっかり紅茶味に重要な「茶葉選び」
さて、しっかり紅茶味のミルクティーを淹れるには、もうひとつ重要なポイントがあります。
それはミルクとの相性がよい産地の茶葉を選ぶこと。
茶葉の種類を適切に選べばミルクティーはもっとグレードアップします!
ミルクとの相性がよい紅茶の例は
- アッサム
- ルフナ
- ウヴァ
- ケニア
です。
それぞれの特徴を簡単にご紹介しますね。
アッサム
アッサムはインドのアッサム州で生産された紅茶です。
力強く厚みのあるコク、ホクホクとした甘み、豊かで芳醇な香りが特徴で、ミルクティーによく使われる定番の紅茶です。
ルフナ
ルフナはスリランカの低地で生産された紅茶です。
珈琲に似たほろ苦さや、ほのかで奥の深い甘み、焙煎したような香ばしさが魅力で、ビターで重厚なミルクティーに仕上がります。
ウヴァ
ウヴァはスリランカの高地で生産された、世界三大銘柄にも数えられる紅茶です。
鼻にツンと抜けるような独特のメントール系の香りで有名ですが、ミルクとの相性の良い紅茶でもあります。
ケニア
インドに次ぐ世界第二位の生産量(2020年57万トン)を誇る国がケニアです。
コクが強く水色も鮮やかで、ミルクとの相性抜群!
ミルクティーの定番として日本でも存在感を高めている紅茶です。
余談:ミルクに合うフレーバードティーは?
アールグレイやキャラメルティーなど、フレーバーの着いた紅茶にミルクを合わせたい時もあるかと思いますが、それらの相性はベースの茶葉の産地に大きく左右されるので一概には何とも言えません。
パッケージに産地や「ストレート向き」「ミルクティー向き」と書いてあればそれが参考になります。
好みは人それぞれ、紅茶の香味も多種多様なので、迷った時は結局は試してみるのが一番です。
まとめ
以上、しっかり紅茶味のミルクティーの淹れ方などをご紹介しました。
ポイントを抑えて、茶葉の香味が堪能できるミルクティーを楽しんでいただければ嬉しい限りです。
当店でもアッサムなどミルクティー向きの紅茶を販売していますので、ぜひ一度オンラインストアを覗いてみてくださいね!